シュノーケリングでクマノミを観察しよう

シュノーケルでクマノミを観察しよう

シュノーケルでクマノミを観察しよう

コタキナバル沖にあるトゥンクアブドゥールラーマン海洋公園には数種類のクマノミが生息しています。
サピ島のビーチの遊泳エリア内にもクマノミ・カクレクマノミがいるので、シュノーケリングでも観察することができます。ダイビングでは、スパインチークアネモネフィッシュやトウアカクマノミ・セジロクマノミ・ハナビラクマノミ・ハマクマノミも観察することができます。

クマノミはイソギンチャクを住処としますが、クマノミの種類により異なったイソギンチャクに定着します。イソギンチャクは刺胞を持つ生き物(刺胞動物)で、餌をとるため・身を守るための毒針を持っています。そのため、クマノミを観察している時などに手がイソギンチャクに触れると、触れた部分が赤くなり痒くなることがあります。そんなイソギンチャクに食べられることもなく共生できるクマノミは不思議ですね。

クマノミはイソギンチャクの外に(そばにある岩に)卵を産みつけます。孵化した稚魚はイソギンチャクには戻らず水中を漂い、1cmほどの大きさになるとイソギンチャクに住み始めます。イソギンチャクにクマノミが数匹いると仲良しファミリーに見えますが、実は皆他人です。イソギンチャクの中にいる一番大きな個体がメスで次に大きな個体がオスとなり繁殖します。メスが死んでしまうと、一番大きなオスがメスになり、次に大きな未成熟の個体がオスになります。

カクレクマノミは名前の通りイソギンチャクに隠れていることが多いですが、クマノミはイソギンチャクから離れたところを泳いでいることがあります。スパインチークアネモネフィッシュは近づくと威嚇しながら顔の前まで泳いで向かってくることもあります。小さくて可愛いクマノミも指を出すと噛まれます。他の水中生物もそうですが、手を出すと身を守るための攻撃に遭いますので気をつけましょう。

イソギンチャクに住むクマノミはシュノーケリングでも観察しやすい魚です。見つけたら、色や模様・個体の大きさや住んでいるイソギンチャク・イソギンチャクとの距離・どんな魚が近づいてくるのか・その時のクマノミの行動・イソギンチャクの周りに卵がないかなどじっくり見るとおもしろいです。

サンゴ礁ボートシュノーケル」はコタキナバルの素晴らしいサンゴ礁とそこに住む生きものを観察することを目的とした内容になります。日本人インストラクターによるサンゴについての解説や生きものの説明なども加わり、もっと海が楽しくなるツアーです。

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