コタキナバルの海

コタキナバルがあるサバ州は南シナ海・スールー海・セレベス海という3つの海に囲まれています。スールー海にはタートルアイランドと呼ばれるほぼ1年中ウミガメが産卵に来る島があり、セレベス海には世界でも有名なダイブサイトのシパダン島があります。

そんなスールー海とセレベス海は、サンゴ礁が世界中で最も多いとされているコーラルトライアングルに入っています。

コーラルトライアングルとは、パラオ、フィリピン、マレーシア(ボルネオ島)、インドネシア、パプアニューギニア、ソロモン諸島を結ぶ三角形のことで、この三角形内のサンゴの種類は600種類以上、世界のサンゴの約53%がこの中にあると言われています。

コタキナバルの海

コタキナバルは南シナ海に面しているので、コーラルトライアングルには入っていませんが、トゥンクアブドゥールラーマン海洋公園内の島々の周りには多くのサンゴ礁が生息しています。

コタキナバルの発展や違法な漁・台風・地球温暖化などの影響で数十年前に比べるとサンゴや魚は減り、海は汚くなったと聞きますが、そんな過酷な状況の中でもまだ人を感動させるようなサンゴ礁がコタキナバルの海で生きています。

水温が高い日が続くと白化することもありますが、茶色に緑・黄緑・青・薄いピンクなど様々な色でシュノーケリングをしている私たちの目を楽しませてくれます。

この残り少ないサンゴ礁とその生態系を守る為に、ガヤ島・サピ島・マムティック島・スルグ島・マヌカン島ではサンゴの上に乗ること(立つこと)と魚の餌付けを禁止しています。また、サンゴ礁と人の安全確保のため、引き潮のときはさらに遊泳エリアを区切り、ライフガードが監視しています。

地球上で最も多様な生物が生息しているのが、陸上では熱帯雨林、水中ではサンゴ礁です。

サンゴ礁でシュノーケリングをすると、サンゴの周りにスズメダイ・ベラ・ブダイ・ダツ・カワハギ・フグ・チョウチョウウオなど色とりどりの魚、ナマコやウミウシなどたくさんの水中生物を観察できます。サンゴや魚と単体ではなく、サンゴ礁をはじめとする生態系を観察すると新たな発見があるかもしれません。

私たちと一緒に、サンゴ礁の生きものを観察してみませんか?
サンゴ礁ボートシュノーケルツアー

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