【ボルネアンサンベアコンサベーションセンター】ボルネオ島サバ州の観光スポット

「マレーグマ保護センター」としても知られるボルネアンサンベアコンサベーションセンター（Bornean Sun Bear Conservation Center）では、ボルネオ島にしか生息しないマレーグマの一種、ボルネアンサンベアを野生に還すための施設です。
サンベア（マレーグマ）は居住場所の喪失、密猟、そしてペットや薬・装飾品としての売買が違法に行われていたために、過去30年で30%も個体数が減少し、オランウータンやテングザル同様、絶滅危惧種として指定されています。

サンベアの特徴は何と言っても胸の模様。この形は個体により異なるので係員たちはこの模様で個隊を識別しています。

2008年に設立したこの施設は、2014年1月17日に一般公開が開始されました。広大なジャングルにあるこの施設には現在37頭（最大で46頭が収容可能）のサンベアが保護されていて、木に登ったり降りたり昼寝したり食べ物を食べたりと、野生に近い姿のサンベアの仕草を観察することができます。（嬉しいことに2015年の5月には初めてこの施設を卒業するサンベア第一号の1匹が野生の森に還されます。）

プラットフォームはサンダルでも行くことができるほど整備されていて、各所にサンベアの説明（概要、住む森、食べるものなど）があり、またスタッフも質問に答えてくれたり、望遠鏡を覗かせてくれたり、サンベアの事を説明してくれたりと、よりサンベアの事を知る機会になるでしょう。時間は決められていないので運が良ければサトウキビやイモなどの餌をボランティアの方が与える事があります。サンベアの食事シーンも非常に愛らしいです。

エントランス付近では、サンベアに関するビデオ上映やサンベアグッズ売り場があります。

セピロックオランウータンリハビリテーションセンター入口のすぐ横にありますので、サンダカンを訪れた際は是非足を運んでください。

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